えんため日記。

エンタメだいすきなTV番組制作員(末端)。 日々触れたエンタメの感想を綴る。

広瀬すずちゃんの発言について

トピック「広瀬すず」について

 

 

fujipon.hatenablog.com

 

 

 

読みました。

私はその問題のとんねるずの番組を見ていないので、

あくまで記事を読んで思ったことしか言えないのだけれど。

 

 

すずちゃんの味方をするわけではないけれど、

正直自分も思うことがあった。

 

「なんでこの仕事しているんだろう?」

 

って。

 

 

それはその仕事に従事している人を馬鹿にしているのではもちろんなくて。

 

私は今TV関係の仕事をしていて、

この業界に入ってから初めて知った職業っていうのがたくさんある。

 

特に収録した素材を、

オンエア出来るようにテロップを入れたりする仕上げ作業

「編集」なんて業務、まったく知らなかった。

 

テロップを入れたり、画面を加工したりする

“編集マン”

 

色んなところで色んなカメラで撮ってる素材だから、

音のレベルもバラバラなのでそれを整音したりする

“MAミキサー”さん

 

番組の盛り上がる所で音楽をつけたり、テロップに効果音をつけたりする

“音効”さん

 

 

これらの職業の存在を全く知らなかったし、

この人達のおかげでTV 番組っていうのは格段に面白くなるっていうことを知った。

 

でも純粋に、どうやってこの職業を知ったんだろう?

そして、何故なりたいって思ったんだろう?

ってすごく興味が湧いて。実際に本人に聞いたこともある。

 

 

すずちゃんがどういう思いで記事になったような発言をしたのかは本人しかわからないことだけど、

「どうして?」って思うことは悪いことなんだろうか?

 

私は「TV番組を作りたい」って思いが芽生えた時に、

今の職業の立場で関わることが自然だったからこんな仕事をしているけど、もし知ってたら違ったのかなー?

 

普段TVを見ていて、視聴者から見えるのはやはり演者だけで、

それが普通のことだと思うんだけど

すずちゃんのように

「何故女優さんの音を拾うだけの音声さんという仕事を知り、それで食べていこうと思ったのか」

と疑問を抱くのは、女優という立場になり、裏方さんの存在を知った彼女が抱く感情としては普通のことで、とても純粋な感情だと思った。

 

私が子どもなのかなー???