久しぶりにお笑い見に行ったけど面白いかったー
珍しく、観劇2本立てしてきたので感想をば。
ほんとはその前にTeam8の劇場公演を観に行っていたので、
(いやあチーム8ハマる理由がわかる!47の素敵な街へは神曲だな!!!)
ライブ→舞台への3本はしご。どれも楽しかったけど、なかなか疲れました。笑
劇団プレステージ「君のそばにいたいのに」
知人の結婚式の司会を劇団員の方がやっていたのをきっかけに、劇団の存在を知り…ずっと見てみたいなーと思っていた、劇団プレステージの舞台。
それがなんと大好きなNONSTYLEの石田さん脚本で公演をやるっていうので、見に行くっきゃない!!!ってことで行ってきましたバレンタイン昼公演。
うーん、なるほど。
もっと思いっっっっきりコントコメディしてんのを想像していたが、なるほどなるほど。
芸人さんが書く舞台の脚本って、とにかくとにかくわかりやすくていいよね。(あくまで私のイメージですが)
チラシに、演出の今井さんが初めてこの脚本を読んだ感想が「絵本」だったって書いてたけど、観劇後にそれを見て納得。確かに絵本だった。
役者さんたちも脚本に合わせて振り切った演技してたし、ベッキーの不倫時事ネタなど笑うところも多々あったんだけど…
正直、脚本が稚拙に感じてしまったな…
学芸会的な内容というか…ちょっと恥ずかしい、見てて照れるというか…
演劇にリアリティなんか求めていないし、ぶっとんでて大いに結構なんだけど…
今井さんはこれを「絵本」と表現していて、その絶妙な表現にかなり納得したんだけど、この脚本を読んだ最初の感想って本当はどうだったんだろう。
どこまでが脚本に書いてあることかはわからないけど、演出でかなりその“絵本感”というか、気恥ずかしさを緩和しているように感じた。
(最後のナイフで刺されるくだりとか)
終演後、ツイッターで感想見てたけど「泣いた!」「感動した…」とかそういうお涙系の感想が多くてびっくりした。
いや、あれで泣くってどんだけ純粋やねん!笑
↑…と思ってたんですが、ツイッターの感想見てたらこの劇団のファンって若手俳優(2.5次元とか)ヲタが主で、演劇ファンは一部なんだな…ってことに気づき、納得。
確かに客席に若い女性多くて驚いたけど、そういうことかー。
演劇にしては珍しく客層が女性ばっかだと思ったんだよなー。
なんか辛辣な感想書いてるけど決してつまらなかったわけではなく。
やっぱり私はシンプルなコメディが一番好きなんで、ジャンルとしてはかなり好きな類でした!本公演は今井さんが書いてるのかな…?次は本公演も見てみたい。
あと、この前のハイバイ「夫婦」しかり、男性が当たり前のように女性を演じている舞台をたまたま続けて見たけど、男性が演じることによって生々しいシーンもすっと見れる。これは舞台ならではの技というか。
そしてそして。
その後は新宿へ移動し、
月刊「根本宗子」『ねもしゅーのおとぎ話 ファンファーレサーカス』観劇へ。
初めてのねもしゅーさんの舞台。千秋楽公演でした。
新宿FACEっていうライブハウス(ワンドリンク制)の会場だったので、酒飲みながら観劇するっていう初めての体験をしたよ。笑
根本さんの舞台は初めてだったんですけど、見やすいし、かわいい!!
し、おとぎ話さん(バンド)の音楽がとても良い!!!
正直感想っていう感想が思いつかない…
歌があってダンスがあって…誰にでもおすすめできる舞台でした。
もっと根深く人間を描いたり、大人向けの芸風なのかな…と勝手に想像していたけど、
「ねもしゅーのおとぎ話」の名の通り、ちっちゃい子が見ても楽しめるような…正に、“おとぎ話”で。それを根本宗子が創ったらこうなります、というのを魅せつけられた気がします。That’sエンターテイメント。を目指したのが伝わって。
趣里さん、蒼波純さんという若い女優さんも物語にぴったりハマっていて、
(最後の挨拶で趣里さんが25歳と知ってびっくり!!!見えない!!!)
いやー趣里さん見事だったなー。趣里さんありきの舞台でした。
観劇後に調べたら水谷豊さんと伊藤蘭さんの娘さんとは!そりゃ上手い訳だ!!
そしてとにかくおとぎ話さんの音楽が素敵で、ほかの楽曲も聞いてみたくなりました。
あと、もっと大きい小屋で見てみたい、とも思った。
たまたまですが、2本とも“絵本”的な舞台で、童話的な内容。
ひとつは男だけの劇団、ひとつは女だけの劇団。
描くものや残るものが全然ちがって、どちらにも良さがあり。
うーん、やっぱり舞台はたのしい。
理不尽に自身の偉さ、地位、権力を家庭内に振りかざし、刃向う妻・子供たちを徹底的に支配・征服する父親…というのが、自身の体験にリンクして心が痛かった。けど一番感情移入してしまったのは、同じ境遇だったはずの子供たちではなく“父親”だったから不思議だ。
父の葬儀で、職場など外面では人格者として慕われていたことを知り、驚く家族たち。
家族の前では素直になれない・・・そんな父の悲哀にどうしても感情移入してしまう。
家庭内で権力を振りかざし、母・私・弟を力づくで支配してきた父に育てられた自分が、この舞台で岩井父に感情移入してしまうのは、自分の父の悲哀にも本当は気づいてるからなんだよな。。
自分も殴られて育ってきたから、だから自分も殴って教育するんだ、という父。
自分が殴って育てられたからといって、自分の殴って教育するのは違う、という母。
誰に養ってもらってると思ってるんだ!出ていけ!と怒鳴る父。
絶対出ていくか!!養え!と返す息子。
私はそれを言えなかったなあ…
「誰のおかげでお前は生きていけると思ってるんだ」って言われることが本当に悔しかった。悔しいけどあなたがいなけりゃ私は存在していない訳で。ご飯も食べれないし学校にも行けない。悔しいけどそれがわかってるから刃向えない。最初から生むなよ、生まれてこなけりゃよかった、って何度も悔しくて泣いた。けどそれすら本人には言えなかったなあ。。
私は自分の家庭環境が特別に変わったものではないとは思っていたけど、twitterなどでこの舞台の感想を見ると、「自身の家庭を思い出し涙した」という感想が圧倒的に多くて驚く。ああいう父親像っていうのは、戦後日本のスタンダードなのかなあ。父親ってのは切ない存在だ。
愛ゆえに、とどこかで理解しているからこそいま悲しくなるんだろう。
なんだか色んなことを思い出したし、誰の感情も理解出来るし、こうやってあらすじだけ書くとすんげー暗い話やけども…いっぱい笑ったし、心を突き動かされる舞台だった。
何より、山内圭哉さんっていうデカい男の人が母役を演じてることがもう正解過ぎるよなあ。、
ただただ上手な女優さんが演じていたら、どうしても暗い印象が残りそうだし、夫婦のシーンが生々しくなりすぎていただろう。
見終わってから山内さんがあさが来たの雁助さんだったということを知り。
器用な役者さんだなあ。
ハイバイの舞台は初めて見たけど、素直にまた見たいと思いました。
自身の自伝的内容をこんな風に舞台にした岩井秀人さんは、ほかにどんなホンを書くのだろう。
さらに ルフィーが登場してから麦わら一味の各自の名乗りはご存じ『白浪五人男』の「つらね」であります。途中のナミの名乗りの肌脱ぎは、もろ弁天小僧菊之助の応用、チョッパーで人形からの変化の登場あたりは これまたご存じ『義経千本桜』の応用ですね(笑)
もし●●だったら…
あの時●●れば…
そんな“タラレバ”ばかり言ってたら、気づいたら33歳独身、女子会ばっかりしてる主人公たち。
周り(※アラサー女)からあまりに勧められたり
「グサッとくる!!」
「うわああってなる!!」
などの感想を聞いていたので読んでみたい読んでみたいと思っていたのですが、
ついに読んでしまいました。
感想は・・・
1巻。
ああーーーわかるううう!!!
アラサー悲しいいいいい!!!!
くそおおおお!!!!
作者こわい!なんでこんなリアルなのわかるの!!
ギャグなのに笑えん!!ちょっとちょっと!!!
↑だったんですが。
2巻読んだらなんか萎えてしまったなー。
読書メーターでの感想見てたらなんかその理由がわかった気がする。
居酒屋で他の客にも丸聞こえでヤったヤってないだのを大声で話す主人公たちに、
KEYくんと一緒で「これはねえわ…」って思ってしまった。
1巻では主人公たちに共感していたのが、
2巻ではKEYくんに共感してしまった。
確かにタラレバだの回転すしだのサンドバックだの例えは秀逸だなあ、こんな女いるよなあ、とは思うのだけど、共感は出来ないんだよな。
主人公たちが揃いも揃ってダメに見えて、まるで応援出来なくなっちゃった。
そりゃ結婚出来んしこんな現状やわな。っていう。笑
あとがき漫画見てたら、作者の東村アキコさんがこの作品を書いた理由は「周りにいるまさにタラレバ女子達の姿を見て居た堪れなくなったから」みたいなことを書いていた。
いやー、東村さんはとてもキレイな方でご結婚もしていてお子さんもいらっしゃっていわゆる勝ち組!っていうひがみで(笑)、東村さん自身が独身タラレバ女やったらまた違う見方してたんかもしれんけど。笑
なんか毒づいてるけど、わたし東村アキコさんとても好きだし尊敬しております。
さくらももこさん的な芸風だよね。
今日ブックオフでちびまる子ちゃんあったからパラパラ立ち読みしたら、掃除サボる奴に泣く前田さんの回やってんけど、笑
ちびまる子ちゃんの笑いって、「ああ、なんかわかる…!こんなやつおる…!!なんなら気持ちわかる…!」っていう、ギャグなんだけどどこか身近に感じられる“リアル”“あるある”な笑いなんだよなあ。
この漫画(東京タラレバ娘)もそういう感じ。
東村さんの漫画はタラレバと、あと海月姫しか読んだことないんだけど
エッセイとか自伝マンガも書いてらっしゃいますもんね。とても分かる。
(っていうか色んなとこで評されてるけど、その速筆ぶり本当に凄い!リスペクト!)
うーむ。
女性にしか書けないモノが必ずある。
女性コメディ作家さんの武器は、やはり「オンナをリアルに書けること」だもんな。
がんばります。
最近もうひとつ、友人と共同ブログを初めたのですが
内容的にこちらに書いた方が後々見返しやすいなと思ったのでこちらにも書きます。
最近見たドラマの感想をば。
1月期は馬鹿みたいにたくさんドラマ見てたんやけど、4月クール仕事が忙しかったのもあって見てたのは1本だけ。
先日、日刊スポーツのドラマ大賞みたいなの受賞のニュースが出てましたね。
このドラマが4冠とのこと。
私がこのドラマ見てた理由って単純で、
Sexy Zoneの菊池風磨くんが出てたから。ただそれだけです。笑
(けど風磨さんブクブク太って全然かっこよくなかったし、内容も別にそこまで…だったので何度も見るのやめそうになりました)
原作は、確か私が小6の頃かな?に読みました。
昔過ぎたのと自身が幼すぎたのとでうろ覚えではあるけれど、なんとなくのストーリーやテーマは覚えていて。
ドラマを見終わって残ったのは、脚本・野島伸司の存在。
これまでも原作のある作品のドラマ化や実写化に伴う脚色に関して、
脚本家はスゴいな~なんて薄っぺらく感じていたことはあったけど
(一番強烈に感動したのは宮藤官九郎氏の『流星の絆』。あれはとんでもない)
ラスト。
知能を失い、知的障害者に戻ってしまった主人公、ヤマピー(※とにかく顔が美しい)。
知能を得て、それを再度失うまでの間に
恋愛、親子愛、友愛・・・様々な形の愛を知る。
何もかも失った最期、本人が失ってもなお続くと信じていた愛がただひとつ、
友情だった。
なんかあんなにいい感じの彼女おったのに友達のために潔くそれを捨てて友情を選ぶ。
なんかこのラストが意外で、且つ野島伸司作品らしいなーと思いました。
(原作覚えてないけど、こんな終わり方じゃないよね?)
この作品の全編通しての主題って、
簡単に言うと「人として大切なことは何か?」だと私は思うんだけど、
その作品のラストがそういう風に終わるのはなんだか意外で、興味深かったです。
あとラストシーンの青いバラの意味ね。
まあ正直私はもっとワクワク楽しめるもっとエンタメ寄りなドラマが大好物なので、このドラマ別におすすめはしないです。笑
興味あれば見てみてください。。。
そして今話題沸騰中の『デスノート』!第一話見ました!
今年の民放ドラマ初回最高視聴率とな!
ネットでは散々な叩かれ方ですけども。笑
「デスノート」クールな主人公がドラマでは「アイドルオタク」・・・原作改変はOK? (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース
私は原作も大好きだし前回実写化時の映画も全作見に行ったけど、正直普通に楽しめました。
まあ確かに主人公・月のドルヲタ設定はどうかと思うけど。笑
それ以外は普通にエンタメ的に昇華されてて、
リアルタイムでデスノート知らない世代にもとっつきやすく、わかりやすくなってるなーと思いました。
あとやはり窪田正孝くんが圧巻。
Lは松山ケンイチさんほどのあの圧倒的な存在感と貫禄はないけども、旬だしカッコイイし山﨑賢人くんで正解だと思うよ。若者が見る入り口になってると。
最近何かと話題になる映画やドラマといえばなんだか悉くどれも「実写化」や「リメイク」ですが…
もちろん原作好きなのもわかるけど、はなから楽しむ気なしに粗を探して叩いてる人たちは勿体無いなーって思うよ。
ここで私の好きな漫画、森田まさのり先生の『べしゃり暮らし』より
好きな台詞。
「楽しいから…おもしろいから笑うんやない」
「笑うからこそ楽しいんや」
今からディズニーランド行くやつが、つまらなそうな顔してるか?
みんな最初から楽しもうって気持ちで行くからおもろいんや
楽しいから笑うんじゃなくて、辛い時こそ笑うから楽しくなるんや!
↑上記ニュアンスですがこんなこと言ってます。
否定的に入るんじゃなくて、楽しもうという心持ちでなんでも入っていった方が人生得すると思うな!
わたしがそこまで原作に思い入れ深くないからそう思うんだろうか・・・
調べたらこれべしゃり暮らし発祥じゃなく、心理学者の名言なんですね。
http://meigen.shiawasehp.net/s/w-james06.html
もちろん私もほんまにおもんないもんは全然おもんないって言うけどね!
GTOのリメイクはマジで救いようないぐらいクソつまらんかった!笑
よし。短くてもいいから、何かエンタメに触れた感想は絶対ここに書くようにしよう。
トピック「広瀬すず」について
読みました。
私はその問題のとんねるずの番組を見ていないので、
あくまで記事を読んで思ったことしか言えないのだけれど。
すずちゃんの味方をするわけではないけれど、
正直自分も思うことがあった。
「なんでこの仕事しているんだろう?」
って。
それはその仕事に従事している人を馬鹿にしているのではもちろんなくて。
私は今TV関係の仕事をしていて、
この業界に入ってから初めて知った職業っていうのがたくさんある。
特に収録した素材を、
オンエア出来るようにテロップを入れたりする仕上げ作業
「編集」なんて業務、まったく知らなかった。
テロップを入れたり、画面を加工したりする
“編集マン”
色んなところで色んなカメラで撮ってる素材だから、
音のレベルもバラバラなのでそれを整音したりする
“MAミキサー”さん
番組の盛り上がる所で音楽をつけたり、テロップに効果音をつけたりする
“音効”さん
これらの職業の存在を全く知らなかったし、
この人達のおかげでTV 番組っていうのは格段に面白くなるっていうことを知った。
でも純粋に、どうやってこの職業を知ったんだろう?
そして、何故なりたいって思ったんだろう?
ってすごく興味が湧いて。実際に本人に聞いたこともある。
すずちゃんがどういう思いで記事になったような発言をしたのかは本人しかわからないことだけど、
「どうして?」って思うことは悪いことなんだろうか?
私は「TV番組を作りたい」って思いが芽生えた時に、
今の職業の立場で関わることが自然だったからこんな仕事をしているけど、もし知ってたら違ったのかなー?
普段TVを見ていて、視聴者から見えるのはやはり演者だけで、
それが普通のことだと思うんだけど
すずちゃんのように
「何故女優さんの音を拾うだけの音声さんという仕事を知り、それで食べていこうと思ったのか」
と疑問を抱くのは、女優という立場になり、裏方さんの存在を知った彼女が抱く感情としては普通のことで、とても純粋な感情だと思った。
私が子どもなのかなー???