えんため日記。

エンタメだいすきなTV番組制作員(末端)。 日々触れたエンタメの感想を綴る。

【アニメ映画】打ち上げ花火、下から見るか横から見るか

ほとんど上映も終わりかけの今更ようやっと見てきました。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』以下、多少のネタバレあります。

 

友人から聞いていた「口コミの評価が死ぬほど悪い。笑」ってこと以外、何の事前情報もなく観たので色々驚くことが多い作品でした。
原作が実写作品っていうのは知っていたので、もっと現実・リアル寄りの作品なのかと勝手に思っていたから思っていたよりもファンタジーファンタジーしてたのも驚きのひとつ。
うーん、「君の名は」見たときも同じこと思った気するけど。笑

「君の名は」を見たときも同じように内容を想像していたら、物語がド直球にいわゆる〝セカイ系〟でびっくりしたんですよね。
(そもそもセカイ系の定義が難しいけど、「〝ぼく〟と〝わたし〟というたった2人の存在が、世界の危機とか大きな事象に立ち向かう物語」だと私は解釈しています)

 

diamond.jp

↑この記事を読んで改めて実感したけど、確かに私も最近友人に「『君の名は』って物語の整合性が取れてなくて理解出来ない事が多い」って言われて、それを言われるまで何にも疑問に思わなかったことにびっくりしたんですよね。
時間の巻き戻し方とかタイミングとか物語の進行速度より、音楽とか彼らの感情とか思いっきり〝演出面〟をとにかく最重視して作られた作品。
「君の名は」がまさに〝考えるな、感じろ〟な超大衆向けのスーパーエンターテイメントだったのに対して、同じ〝学生の夏休みラブコメSF〟である「打ち上げ花火~」は確かに比較すると視覚的にも物語的にもわかりやすく訴えかけるものがなくて口コミ評価がとんでもなく悪いのも頷ける。笑

「友人の行動が理解できない」(本当になずなの事が好きなのか?行動が一貫していない)「疑問が残るラスト」(私は冒頭の演出とつながって、2人とも死んでしまったのかと解釈したけど違うのかなあ?)とか、消化不良な点もあるけど私は見れて良かったなあ。
一緒に行った友人も「私は君の名はよりこっちが好き」と言っていたし。
それこそ打ち上げ花火のようにあっというまに終わって(上映時間も短いと思う)、観た人に何か余韻を残すのはこちらの作品だと思う。

 

 

物語の舞台である「茂下」(もしも)っていうのがテーマのすべてで。
ガラス玉を投げたら〝もしも〟の世界に行けるっていうファンタジーは実写でも小説でも漫画でもなく〝アニメ〟だからこそ引き立つ演出のように思えるけど、これはアニメ製作にあたってかなり脚本や演出を変えてるのかなあ?

(追記:もしも玉とか、かなりアニメのために変更した設定・演出が多いようです)
海の底から物語が始まったりと、いわゆるアニメ的な演出が多くて。
実写としてどう表現していたんだろう?とそっちの方が気になってしまった。

仕事柄なのかもしれないけど、原作ありきの作品って、ただ作品を楽しむだけじゃなく「原作をどう昇華しているのか?」がどうしても気になってしまう。
原作つきの作品って、作品の魅力が一番伝わる媒体で既に世に出ているはずで、
それをどう〝より大衆向けにアレンジするか〟はかなり制作者(主に脚本だと思ってる)の手腕が問われるはずで。
原作の実写作品を見てから、改めて見たいと思えた作品です。

 

そして改めて、映画における音楽の立ち位置ってのを実感した。
作中でヒロインのなずなが歌う『瑠璃色の地球』は元々大好きな曲だった、っていうのも大きいんだけど、広瀬すずちゃんの声と合うといったらもう。
作品の世界観・彼女の声・なずなというキャラクターの魅力が相まって、下手したら原曲以上に魅力的に聞こえました。よりこの曲が好きになってしまった。
主題歌の米津玄師×DAOKOの楽曲も良い。
音楽って、ただただ歌詞やメロディが良いから好きになるんじゃなくて、
そこに思い出が乗っかるからより好きな曲になると私は思っていて。聴く側の想いが乗っかって、より一層大切な曲になる。

 

ここまで書いて今日、このSWITCHを立ち読みしたんだけど、色々興味深いことが書いてあった。

www.switch-store.net

 

この作品が出来た経緯とか、原作から色々変更した演出とか、なずなのエロさとか。

広瀬すずちゃん、元々声が好きな女優さんだったけど彼女のおかげでよりなずなの魅力が引き立ってたよねー。

この世界の片隅に』ののん然り、唯一無二だった。見終わった今、彼女以外になずなを演じる女優・声優さんが浮かばないぐらい。

ちなみに菅田将暉くんは…うーん、俳優としてはナンバーワンってぐらいすきやねんけど、俳優のイメージ強すぎてなかなか難しいよね。笑

 

 

なんかまとまりがなくなってきたので、最後に印象深かった考察を備忘録として貼っときます。おわり。

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』感想&考察:一般向け?実は斬新で深く考えさせられる作品だった! - アニメとスピーカーと‥‥。

 

【映画】『ラ・ラ・ランド』&『ハルチカ』

 

ラ・ラ・ランド

gaga.ne.jp

ラストで思わずほろ泣き。

ハッピーエンドであっていて欲しい…!と強く願ったけど、ハッピーエンドじゃないからこそ心に残る作品なのでしょう。

同じ業界の先輩が「業界人には余計刺さるんだろうな、夢追い的な…」と言っていたのがなるほどって感じ。この業界には夢追ってる人が多いから…

夢を追って業界に飛び込んで、現実を知ってしまう寂しさ。(と解釈したけど合ってるんだろうか)

トーリーももちろん刺さるんだけど、圧巻なのはその演出。

OPが圧巻すぎて、タイトル出たとき思わず拍手しそうになったもん。「あ、ここ映画館やった」って気づいてギリ踏みとどまった。

ベタっちゃベタなストーリーなんだけど、そんなこと気にならないくらい演出に引き込まれるし何より歌がいい!主演のおふたりの歌声がすてき!そりゃあサントラ聞きたくなります。(まんまと聞いてる)

大人にほど刺さる映画だと思います。

 

 

 『ハルチカ

haruchika-movie.jp

これも思わず拍手しそうになった映画。たぶん人生で映画館で拍手しそうになった映画ってこの2作品だけだと思う。(まあそんな言うほど見てないんやけど)

ララランドがOPで拍手しそうになったのとは逆で、これはラストのタイトル後に思わず拍手しそうになりました。「あ、ここ映画館やった」とギリ踏みとどまった。デジャブ。

最後の10分ぐらい?でもう号泣。あの演出はニクイなあ~。

「授業中に演奏してやろうよ!」っていうチカちゃんに「やだよ。僕は学業に専念したいんだ」っていう、序盤に伏線が張ってあったから余計に涙腺直撃。

正直序盤の部員集めのくだりが長かったり無理くり感あったりとだるく感じてしまうところもあったんだけど、ほんまラストにやられました。それに尽きる。

うーん青春だなー。大会で失敗しちゃうチカちゃん…

学生時代、部活動やってた大人にたくさん見てほしい映画。

チカちゃんの不出来を巡って部員たちが喧嘩する1カットのシーンや、ラスト10分のセリフを一切排除したあの演出。監督お見事でした。

 

こう考えると、全然ジャンルも客層も違う2作品だけど、共通点が多い。

  • 音楽がテーマの青春映画
  • 主人公が夢を追い求めて、挫折する
  • ラスト10分くらい台詞がなく音楽で進行
  • 大人に刺さるストーリー

 

そして!両作品とも何より「音楽が素晴らしい!」

これは家でDVDとかで見るより、絶対に映画館で見てほしい。良さが半減しちゃいそう。

どちらも、胸張っておすすめ出来る青春映画です。みなさまぜひ映画館で!

なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ!

【生まれてきた意味】

 

1/29(日)、尊敬するキングこと内村航平選手のトークショー&サイン本お渡し会に行ってきた。

 

栄光のその先へ 内村航平語録―8年無敗の軌跡

栄光のその先へ 内村航平語録―8年無敗の軌跡

 

 


目の前に憧れの内村航平選手がいる!その興奮を抑えなんとか平静を保とうと必死な中、ぼんやり思った。
ああ、イケメンだな、って。

 

↓過去にこんな長文を書き上げてしまうくらい、 

noduuu.hatenablog.com

 私は内村航平選手を崇拝している。


もちろんその演技も素晴らしく感動するし、リオなんかはあまりの素晴らしさに大熱狂大号泣だったが、何より私が彼に惹かれるのはその“マインド”だ。
平成が始まってすぐ。私と同じ年に生まれた彼。同年代として、学ぶべきところがあまりに多すぎる。


そんな彼がトークショーで「もっと体操を広めたい」と何度も声に出していた。
そのためにプロになった、と。
そこで冒頭に戻る。「ああ、彼はだからイケメンなんだ」。


私が初めて有名人の握手会に足を運んだのは、中学3年生の時(だったと思う)だ。ジャニーズの新ユニットNEWSがデビューするってことで、CDを買えば誰でも握手が出来るという情報を聞きつけ、当時からミーハー爆発な私は即座に会場に足を運んだ。
握手会と言ってもメンバー全員(※当時は9人いた)と握手出来る訳ではなく、誰と握手できるかは自分の入った部屋次第という割といじわるなシステムで、私が一歩足を踏み入れた部屋には、そう彼…内博貴さまがいたのです…!
びっくりした。これ、決して嘘とか盛ってるとかじゃないんですけどホンマにキラキラ(漫画とかであるやつ)が見えました。キラキラしてた。生まれて初めてこんなに近くで芸能人を見た衝撃。

そしてその時、14歳にして悟ったのです。
「この人は、前世で相当良いことをしたんや…!」と。
じゃないとおかしい。こんなイケメンが普通に生まれるわけがない。
前世でめちゃくちゃいいことをして、その報いとして現世ではこのビジュアルを神様から与えられたんだ、と。

 

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↑ ※当時の内博貴さま(中央)この衣装だった…

余談ですが列2回目並んだときは、この写真両端の2人と握手できました

 

 

…話が逸れましたが、キングのお渡し会で↑の悟りをふと思い出したのです。
キングは、体操選手として努力する才能はもちろん、体操を広めるためにあのビジュアルを神様から授かったんだろう。その実力はもちろん、あのビジュアルに惹かれてファンになった人もたくさんいる訳で。
いま彼の本を読み始めているところだけど、彼の言葉の数々を見ていると、ほんとに体操をするために生まれてきた人なんだなと改めて思う。

じゃあ私は?なんのために生まれてきたんだろう?
この頭で、この顔で、この性格で。勉強もそこそこで運動は絶望的に出来ないしドジだしコミュニケーション下手だしヲタクだし。胸張って「わたしはこれが出来る!」ってことがわからない。わたしには何が出来る?わたしはなんのために生まれてきた?なにをして生きる?わからないまま終わる?そんなのはいやだ!!!!


ちょっと前、ワイドナショー見てた時にスピードワゴンの小沢さんが言っていたことが印象に残っている。
「誰だって世界一の才能を持っていると思うんです」
「たとえば松本さんは世界一おもしろい、コムアイさんは世界一歌が上手な才能がある」
「わかりやすい才能がない人でも、例えばもしかしたら●●さんを世界一愛せる才能があったり、世界一優しいって才能があるかもしれない」
「誰だって何かの世界一の才能を持ってるんです」

ニュアンスだけど、こんなことを言っていた。
番組内ではキツくあしらわれていたけど、なんだかすごく、心に残った。
何かはわからないけど、私にも何かの世界一の才能があると信じたいなー。
やりたいことはたくさんあるのに、何も出来ない自分がくやしい。
なんか上手くまとめられなくて自分でも何言ってるかよくわからんけどそんな感じっす。おやすみ!!!



 

カンニング竹山さんのすべらない話

fujipon.hatenablog.com

 

 

 

うーん。

私が思うことはシンプルで、死んだ人のことを笑うのは不謹慎だとかゲイだからって笑いにするのはおかしいとかそんな難しいことじゃなく、ただひとつ。

竹山さんも前田健さんも「芸人」だから。

“人を笑わせること”を使命、生業にしている人たちだから。

前田さんがただのダンサーさんとかなら私の意見も違ったかも知れないけど、そうじゃない。彼らは“芸人”。

 

又吉直樹さんの『火花』読んでも改めて思ったけど、芸人さんって我々が思う以上に笑いに命懸けてる。

ごちゃごちゃ考えずに素直に笑うことが一番双方幸せなのになー。

私はカンニング竹山さんの話、普通に笑いました。

 

 

【読書】清水潔「桶川ストーカー殺人事件~遺言~」

前回仰天ニュースで、この事件を知り感じたことを書いた。

 

noduuu.hatenablog.com

 

そしてその後、FOCUSの総括本みたいなものも読んでみた。

 

noduuu.hatenablog.com

 

 

またもブックオフで見かけたので、せっかくだしと読み始めたら止まらず、ほぼ1日で読了してしまった。

 

 

上記番組や本を読んだことや、関連するネット記事などを読んで自分なりに事件の概要を把握・理解したと思っていた。そして、ストーカーチームに加え警察側が逮捕されたことでこれは“終わった(解決した)事件”だと認識していた。

 

 

その認識は、大きな間違いだった。

清水潔さんが何故この本を書いたのか?

本書を手に取るまでは“事件を風化させないため”、そして嫌な見方だが“いち写真週刊誌が真犯人・さらには警察の不祥事まで暴いたという手柄・事実を残すため”なのだろうな、などと軽く考えていた。

全く違った。

この事件は発生から17年経った今でも、“終わっていない”のだ。

彼が何のためにこの本を書いたのか。読み終えて、その答えが分かった気がする。

 

 本書の終盤、言ってしまえば同じことしか書いていない。

何度も繰り返し書かれる、警察への不信、疑問、怒り。

勿論、諸悪の根源はストーカーの小松であり、その実行犯達だ。彼が計画しなければ、詩織さんの尊い命が奪われることもなかった。

 

しかし。

「詩織は、小松と警察に殺されたんです」

冒頭に出てくる、この一言が全てだった。

“詩織さんは小松に殺され、警察に殺され、二度殺されたのだ。”

 

 

警察には大なり小なりまだ隠蔽している何かがあるんだろう。

仰天ニュースを見た際のブログ(上記参照)にも書いたことだが、改めてショックだった。

警察=正義の味方、という当たり前の前提が覆されたことが。今まで神話のように信じきっていた、その当然の図式が崩れることが有り得るのだ、と。

 

この事件に限らず、世の中には正直まだまだ事実が捻じ曲げられたり、隠匿されていることがあるのだと思う。それは警察に限ったことではないのだろう。報道しかり、政治しかり。みんな結局「サラリーマン」なのだ。

 

そんな、自らの保守のために正義に反する人々がいる一方で、清水さんのジャーナリズム精神。前回のブログと重複するが、その姿勢に感銘を受けたし、嬉しくもなった。

「警察を敵に回したくない」

マスコミの立場からすると、当たり前の感情だ。それでもおかしいことはおかしいと、真実を報道し続ける姿。そしてその姿勢に感化され、立ち上がった別メディアの報道マン。詩織さんはマスコミによって傷つけられたが、またマスコミによって救われたのだと思う。

 

 

正直、これまで週刊誌なんてほとんどが嘘だと思っていた。芸能人の熱愛報道やら不倫疑惑やら、半信半疑でしか見ていなかった。

しかしこのタイミングで、FOCUS本(前述ブログ参照)を読んだり、映画「SCOOP!」を鑑賞したり、たまたま週刊誌記者SPを放送していた「あるある議事堂」を視聴したり、そしてこの本を読んだり。

まるで嘘ばかり書いているのではないのだな、と思った。むしろ、裏取りにとても時間をかけていて、信憑性がある。

仰天ニュースも、テレビ向けにある程度脚色しているだろうなと思っていた。読んでわかったが、ほぼ本書の内容通りで驚いた。さらには、ここぞ!というところは全て抑えていた。(特に、悪質なストーカー行為や警察の不祥事に関して)

今まで、テレビやマスコミに穿った見方をし過ぎていたな、と反省した。

仰天ニュースが何故このタイミングでこの事件を特集したのか真意は定かではないが、私のように、番組がきっかけで事件を知り、大きく感情を揺さぶられた人間もいる。

 

しかし、仰天ニュースの中で被害者の詩織さんや実行犯の久保田は何度も実名で取り上げられるのに対し、肝心の小松はKというイニシャルでしか登場しなかった。清水さんの思いとは裏腹に、様々なしがらみがあっての放送・報道になっているのだと思う。

(小松は最終的に名誉棄損罪のみで被疑者死亡のため、テレビで実名を出すことが出来ないのだろう)

 

因果応報、という言葉の通り“悪い行いをすれば悪い報いがある”と信じたい。

本書を読んでいると、清水さんがここまで真実に辿り着けたのは本当に偶然の連続で、本人も文中で「ツキがついてる」と何度も発している。もし彼にツキがついていなければ、警察のこの不祥事は永遠に葬り去られていたかもしれない、と考えると恐ろしくなる。

悪は、裁かれる。そういう世の中であってほしい。

 

 

桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)

桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)

 

 

11/13(日)体操・全日本団体選手権&握手会感想、という名のリオ五輪かんそう。

昨日は濃い一日だったので書き記しておきたい。

(といいつつ、書き始めたらあまりに長くなったのでもう一昨日の話になってしまった。)

あさ7時に起きて代々木体育館へ。

そう、第70全日本体操競技団体選手権大会の観戦!

しかも今回は、なんと大会後にファン感謝イベントとして日本代表選手と握手できる大・大・大イベントがあるのだ!!!!

握手会に参加出来る権利を得るためには、先着で販売される“体操ニッポン記念Tシャツ”を手にする必要がある。

 

握手券を手にするまでは、それはもう悲惨で壮絶で殺伐で一言でいうと“地獄”だったんですが、(主催者側がこういったイベントに慣れておらず、絶望的に仕切りが悪かった。阿鼻叫喚・罵詈雑言)そのくだりはわざわざ書き残しておくべきことでもないので割愛します。

 

無事に握手券を手にできた瞬間は、身体が震えて涙が出そうだった。

自分でもびっくりした。「私、震えてるよ」って。

アイドル好きなもんで、握手会ってものには人生で何度か(遡っては中学生の頃から)経験してきたが、こんな思いで参加するのは初めてのことだ。

私が体操にハマった経緯等は、リオ五輪男子団体決勝の当日に長々Facebookに書いたのでコピペします。

 

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まあそんな感じで、選手に伝えたい思いがありすぎてどうしようもなく緊張していました。

しかし握手会は大会後。

その前に、そもそも握手会なんてものがなくても楽しみだった大会を観戦!!!

 

 

体操観戦は初めてっていう友達を連れていったんですが、

これは初めてには大正解の試合だったなー。

激闘!!!!

本当に面白い闘いだった。

体操ってスポーツ、本当に観ていて面白いし感動するし、ましてや日本は世界一のレベルですよ!?

そんなハイレベルなのに、なぜこんなにも人気がないのか。

人気がない、という表現は辛辣すぎるが、オリンピアン達の世界一の演技が見れる試合なのに(しかもたった2500円ですよ!)チケット余り放題で当日券も余裕。

私が「体操ファン」っていうとなんかマイナーっぽい扱いされるし。

内村航平という、体操界の歴史上もっとも偉大(と言ってもいい)な選手がいるのに、あまりに寂しい現実。

もっとたくさんの人に体操の楽しさ、面白さを知ってほしい。

いやお前どの立場やねん、って話ですが。笑

 

 

そんなこんなで白井くんの圧巻すぎる演技、順大の優勝インタビューに胸が熱くなりながらも、いよいよ握手会へ。

備忘録として書き記しておきます。

 

申し訳ないのですが女子の皆さんはあまり記憶にないんだけど、宮川紗江さんには「この前サインボールgetしました!」と伝えました。

(先日のエキシビジョンでのサインボール投げにて、見事にキャッチしたのです)

 

そしていよいよ男子…

 

 

すべての人に、自分から「応援ありがとうございました!」と手を出しており、

なんて出来た子や…と感動。鈴木福くんに次ぐ“産みたい”枠っすわなんだこの愛されパワー。ステージに走ってくるときも観客への笑顔お手ふりファンサービスしていて、もう愛嬌のかたまりですよ。

「今日も、リオの演技もほんまにすごかったです!」的なことを伝えました。「ありがとうございます」と返してくれました。最後に「これからも応援してます!」みたいなことを伝えて、次のやまむーへ。白井くんの手めっちゃあったかくて手汗がすごかった…(笑)

 

しかしまだ20歳、大学2年生という若さで、なんなんだろうあの彼への絶大な信頼感。

「絶対に彼なら魅せてくれる」という期待を裏切らない。

インタビューへの受け答えとかからも感じるけど、彼って全身からもう自信に満ち溢れたオーラが出てるんですよね。あんなオーラを20歳で出すとか驚異でしかない。

今でも既に十分すごすぎる選手だけれども、これからも本当に楽しみな選手です。

 

 

正直なんも言うこと考えられてなかったんですけど、

「金メダルおめでとうございました。本当に感動しました」と伝えたら、自分でもじわっと涙が出そうになって必死でこらえた。ほんまに、思い出すだけで感動して泣きそうになるんです。たぶん「ありがとうございます」って返してくれたと思う。もう、何がなんだか…

やまむーも、年齢もあるしリオ五輪金を経てこれからどうするのかな…と思っていたけど、東京五輪を目指したいと公言してくれていて嬉しかった。彼も、ステージに向かう途中観客席を見て笑顔で手を振っていたのを目撃した。ええ人や…

 

 

握手会前のインタビュー(改めて、リオ五輪の感想は?という質問)で「正直今日の大会がショックすぎて魂が抜けている」みたいなことを言っていた加藤くん。

あの加藤くんが、鉄棒で落下⇒着地でしりもちっていう珍しすぎるミスをしていて私もびっくりした。(やっぱり五輪以来身体の調子が良くないのかな…。五輪団体決勝以来、五輪の個人総合と言い、大会において彼には珍しいミスが頻出しているような…。)

しかし、五輪の彼は本当にすごかった。

世間では内村・白井ばかり取りざたされるが、五輪金メダルへの彼の貢献度はかなり大きい。本当に化け物だった。圧巻だった。テレビの前で「すごい」しか言えなかった。

そんな思いで「今日は試合お疲れ様でした。リオ五輪での活躍、本っっっっ当にすごかったです!」的なことをさっきのやまむー以来緩みまくった涙腺のまま結構な気迫でお伝えしました。

普通に「ありがとうございます」と返してくれたんだけど、本当にもう胸いっぱいになった…。

そして、これは彼の体操の実力とかメンタルの強さとかそんなこととは全く別次元で関係のないことで、逆にこんなことで盛り上げるのも彼の真意ではないと思うんですがもうとにかく!(息継ぎ)訳わからんぐらいイケメンだった。

TVで見ても、遠くから双眼鏡越しに見てもかっこいいのに、間近でなんて見てしまったらもうほんまに意味わからんかっこよさ。あんなイケメン私の人生で周りにいたことない。それでいてあの実力ってほんともう、何なんだろう…

インタビューでも感じる、「体操界を引っ張っていきたい」という彼の向上心や野心が本当に頼もしく大好きなので、これからも頑張ってほしい。

東京五輪での彼に、期待しかない!

 

なんかめっちゃ長くなってしまった…

 

 

  • 田中祐典選手

リオ五輪はもう、彼にばかり泣かされた。

なんだろう、もちろん私は会場で見る試合や、テレビ・インターネット越しの彼しか知らないんだけど、それでも彼の“人間らしさ”というのがそこから伝わってくる気がするのです。

昨年の世界選手権もそうだけど、正直彼には「ここぞ」といった勝負所でミスをしてしまう印象があった。そして、そのたび時には涙を見せ、感情をむき出しにして悔しがる姿を見せる。

キングを筆頭に、白井くんも加藤くんも、冷静でクールな印象が強く、時に悔しい思いをしても感情を全開にする印象があまりない。なんというか、淡々としていて人間味がないのだ。(TV越しの印象です)

そんな3人とは対照的に、人間らしさを全開にする田中選手。(山室選手もこっちタイプだと思う)

なんか、この文章を打ってる今も泣きそうやねんけど(笑)

 

予選でのミスもあり、不安が残るなか迎えたリオ決勝。平行棒。

完璧すぎる演技だった。

15.900点。圧巻の美しさ。その演技に、思わず涙が出た。

続いての鉄棒も、今まで見た彼の演技のどれよりも美しく見えた。

(点数には未だに納得がいかない…もっと高得点でも良かったのでは)

もう涙が止まらなかった。

これまでの悔しい思い、リオ予選や去年の世界選手権も、全部、この日のために必要な経験だったんだ…!全部全部、意味のある失敗だったんだ…!すごい、すごい、すごい…!(※私の勝手な解釈です)

平行棒・鉄棒で日本の金が決まると思っていたので(最後のゆかは日本の得意種目だし失敗のリスクが少ない種目なので)、彼の演技で金を確信したし、本当に感動した。

ここぞというところで決めてくれた。

日本の金メダルが決まった瞬間も、やまむーと一緒に人一倍涙を流していた彼。

リオ以来、私の待ち受けのこの写真でも、彼はひとり涙腺がゆるゆるだ。

 

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そして試合後のインタビュー。

www.sankei.com

 

↑もうこの文章読んだだけで泣きそうやねんけど…

生中継でこの受け答えを見た時は、もうこちらまで涙腺崩壊。

本当にリオ五輪は彼にばかり泣かされた。

なんか11/13(日)の感想を書くつもりだったのに、リオの感想になってるけど。笑

とにかく、彼の演技や人間くさいところも含めて、田中祐典選手の魅力にやられちゃってます。

握手では↑な感情をまとめて、「祐典選手のリオでの演技、インタビュー、どれも号泣でした。本当に感動しました」っていうようなことを涙目でお伝えしました。彼は笑って「ほんまですか」みたいなことを言ってくれたと思う。(曖昧)

リオ以来、代表選手は疲労もあって大会では難度抑え目の構成だけど(白井くん除く)、また早く彼の最高の演技が見たいです…!

 

 

キングにはもう、伝えたいことがありすぎて…

握手会前考えていたのはほとんど彼になんて伝えるかだったんだけど、もうダメでした。テンパりすぎて撃沈。会話にならなかった…

体操に人生を捧げ、団体金に懸ける思い、常に高みを目指すそのマインド…

同い年の彼のことを知れば知るほど、自分がちっぽけな存在に思えて。

その度に「自分も頑張らないと」と奮い立たされて来た。

私がこんなに体操という競技にハマったのも、彼の存在があったから。

リオでのキングは、すごかった。

画面越しでも伝わる、壮絶な気迫。

彼が一番すべてを懸けてきた「団体」。キングや、代表選手みんなが口を揃えて「目標は団体金」と言っていた。個人総合について問われても「まずは団体のことを考えている」みたいな返しをしていたし、金メダル後のインタビューで、2日後の個人総合について問われると「今は何も考えられない」と答えていたのが印象的だった。

私もそんな彼の思いに引きずられ、正直個人総合にそこまで気持ちを持っていってなかったのだけど。

あの、体操史に残る激闘。

1種目目のゆか~あん馬、つり輪…画面越しにひしひしと彼の気迫が伝わってきた。

どの種目も“これがキングのベスト演技”といえる超演技。そしてそれは、激闘を共にしたオレグ選手もだった。

私が応援してきた2012年~これまで、主要な戦いはすべて見てきたが、初めて遭遇した彼のピンチだった。「負けるかもしれない」と初めて思った。

キングはミスをしていない。それどころかどの演技も彼のベスト演技だった。なのに。

祈るような思いで最終種目、鉄棒の演技を見守った。

完璧な着地だった。

あの場面で。あんなに腰も痛そうで、さらにあんなに激戦の中。こんな演技が出来るなんて。

キングは2つ目の金メダルを手にした。

 

試合後のインタビュー

www.sankei.com

 

--厳しい展開で取った個人総合2つ目の金メダル。今、首にかけていかがですか?

 

 「何でしょうね。疲れ切りました。出し切りました。もう何も出ないところまで出し切って取れたのでうれしいより幸せです。これだけいい演技で一番いい色のメダルが取れたので一番幸せ者だと思います」

 

 

 

彼の信条は、私が体操を追い始めた2012年から一貫していた。

彼は“メダルが取りたい”のではない。“理想の演技をしたい”のだ。

たとえ金メダルを取っても、納得しない演技が少しでもあればあまり笑顔を見せない。

逆に、自分のなかで最高の演技が出来れば、結果が出なくとも最高の笑顔を見せていた。

果てなき向上心。彼の美しい演技ももちろん魅力だけど、私が彼にここまで惹かれたのはその“マインド”にある。

 

そんな彼が、 “なにも出ないところまで出し切った”演技で金メダルを取った。

彼にとってこれがどれだけ幸せなことか。

本当に本当に本当に感動した。

同時に、少し不安になった。

傍から見ていても、彼は本当にすべてを出し切ったように見えた。

命を削って闘っているように見えた。

スラムダンクじゃないけど、あのすべてを出し切ってしまった山王戦の後みたいに。

燃え尽き症候群”。こんな表現したくないけど、簡単に言うとそんな風になってしまうのではないか。

あの激闘のあと、「東京五輪も目指す」と公言してくれて本当にうれしかった。

彼の理想はまだ上にあるのだ。

 

 

なんか自分でも何書いてるかわからんくなってきた。このままじゃ永遠に書き続けちゃうのでそろそろ締めます。笑

私が彼にここまで思い入れを持ってしまうのは、彼と同じ年に生まれた同学年ということが大きい。彼が多くの歴史を作ったこの27年間、私は何を残したのだろう。彼の活躍を目に、耳にするたび、自分の小ささを思い知る。同い年でこんなに頑張っている彼に負けないよう努力せねば、と奮い立たされる。

伝えたい思いがありすぎるけど、握手会ではまずそれを伝えようと「同い年なのですが、内村選手の活躍を見るたびに“自分も頑張らなきゃ”と思わされます。」みたいなことを言ったはず…なんだけどテンパりすぎてなんて言えてたか定かではない。キングが「ああ…はい」みたいな返事をしてくれたのは覚えてる。スーパークールやった。笑

涙目でテンパった女が支離滅裂なこと言うて引いてたかもしれへん…他の選手とはちゃんと会話出来たのに、あまりに私にとって彼が偉大すぎて…後悔ばかりが残ります…

もっとじっくり言うこと考えていけばよかったよ…

 

 

普段、アイドルの超高速流れ作業握手会しか参加したことがなかったので、

こんなにゆっくり、尺が余るぐらいの(握手した後の無言の間に困惑)握手に戸惑った…!もっとちゃんと、全員分話すこと考えておけばよかった…!

キングの次に予想外・まさかの植松さんと米田さんもいて、冷静さを失い過ぎてテンパりまくりだった…

植松さんにイッテQの感想とかアメリカ行きへの激励とかいつもtwitter見てますとかなんでも言うことあったのに…うううううう。

 

 

とにかく、キングと全然対等に話せなかったので(まあ人間のレベルが違うんですが)、

今後もし万が一こんな機会があったとしたら、胸張って話せるよう、自分に自信が持てるよう、日々を一生懸命生きようと思った。努力をする。

キングは世界一になるべくしてなった人。

私にも、夢があり、野望がある。私も「なりたい」「やりたい」ばかりの口だけ人間じゃなく、ちゃんとそれに追いつける努力をする人間にならないと。やらないと、出来ないのは当たり前。まずはやるべくことをやることから始める。夢や理想をみてばかりじゃなくて、現実にするために動く。

なりたいものに、なる!!

 

 

体操ニッポン選手のみなさま、本当に感動をありがとうございました。

今後の活躍も本当に楽しみです!

本『フォーカス スクープの裏側』&映画『SCOOP!』

 

『フォーカス スクープの裏側』

 

前回記事に書いた桶川ストーカー事件を機に写真週刊誌「FOCUS」に興味を抱き、その後wikiやネット記事で調べ、その方針・理念みたいなものに関心を持った。

(正直それまで今でいうフライデーやFLASH的な俗物的な雑誌の印象しかなかった)

そんな折、BOOK OFFでこの本をたまたま目にし思わず購入。

 

単純に、自分があまり知らない事件の知識を得る意味でも興味深かった。

(ホテル・ニュージャパン大火災、豊田商事会長刺殺事件、日航機墜落事故トリカブト殺人、雲仙普賢岳火砕流…。あと、聖子ちゃんの愛人報道や明菜の酒浸りの日々とか80年代スターのスキャンダル。見たことがなかったので面白かった。)

 

そして、取材対象へのその執念。

警察病院に入院している片桐機長を撮影するため、ロケハンし花火を打ち上げて窓を覗くターゲットを撮影したり。ロッキード事件で渦中の人物だった田中角栄の法廷写真、涙ぐましい努力を重ね盗撮に成功したり。(法廷写真の盗撮はモラルとしてどうなのかと当時新聞などで議論になったそうだ)何日にも渡る張り込み、取材、何か事件があればすぐに飛んでいくそのマインド。

 

一言に“パパラッチ”というと、正直あまり良い印象を抱かない。漫画やドラマでも、悪役にされがちの存在だ。

だけど編集部では、写真を撮り、我々世間にそれを発表するという“使命”を持ち、命懸けの本気でターゲットを狙っている。

もちろんこの本はFOCUS視点でしか書かれていないため、彼らのやっていることは美化され表現されている部分も多いと思う。(雲仙普賢岳火砕流でのカメラマン殉職など美談として書かれているが、ネットで調べてみるとこの災害の被害者はマスコミのせいなどの記事が多かった)

 

しかし、前回ブログでも書いた桶川ストーカー事件での功績による、ストーカー法の制定や神戸児童連続殺人事件の少年A顔写真掲載による、少年法適用年齢の議論など、FOCUSが社会に与えた影響はかなり大きい。(“ニャンニャン写真”なんて言葉を生んだのもフォーカスによるものらしい)

何が正しいか、悪か、正解はわからない。

でも彼らの中の正義があって、その使命を持って「権力に果敢に立ち向かった(※本誌帯より引用)」FOCUS。

色々と考えさせられた一冊だった。

 

 

 

そんな折、丁度公開されていた映画「SCOOP!」

正直見に行くつもりもなかったのだが、↑を読んでパパラッチが舞台というのに興味を惹かれ、さらにあまりにネットでの評判が良いので、6年ぶりぐらい?にひとり映画に行ってきた。

 

うーんまさかこんなに泣くとは。笑

そもそも泣く映画とはまさか思わず。想像していた内容と違いすぎるストーリーだった。

 

それはさておき、福山雅治がとにかく魅力的すぎる!

口を開けば下ネタばかりの、頑固なベテランカメラマン。ほんと古いタイプの業界人っていうのがなんだか自分の業界にも通じるものがあり、(あーこんな人いる!って共感してしまった笑)

台本だけ見ると多分最低な男にしか見えないと思うのに、それでも吉田羊やら二階堂ふみ(そして私も)、彼女たちが惹かれるのに十分な説得力がある。

そんな魅力的すぎるキャラクターに演じてしまう福山雅治はさすが、あっぱれとしか言いようがない。

 

そして、二階堂ふみが言う「この仕事、最低ですね」という台詞。

この「SCOOP」って雑誌、完全に私はFOCUSを意識してると感じて(実際に台詞でも「警察病院での花火」「法廷写真」とかFOCUSでのエピソードを話している)、だから余計に福山に感情移入してしまった。福山がかつてFOCUSので命削って写真撮ってたカメラマンに思えて。

業界ド素人の二階堂ふみが、こんな最低男とスクープ撮影を重ねていくにつれ「この仕事、最高ですね」に変わっていくのが熱い。

 

↑にも書いけど、パパラッチっていうと“正義”とは反対にいる“悪”(ステレオタイプ的な)の印象があったが、この映画を見るとどちらかというと撮られる方が悪だ。

2人がバシバシスクープを撮っていく前半の流れにはこっちもスカっとする。

そして、中盤の山場。4人もの女性を殺した連続殺人犯の顔を撮ろうと奔走する彼ら。

ここがクライマックスだと思ったし、元々そういう映画だと思っていた。二階堂ふみの成長モノだと。

 

けどここで終わらないのがやられたなー…。

ここまでで静さんのこと、とんでもなく好きになっちゃってたから涙が止まらなかった。

 

 

ジャーナリズムとは。載せる載せないの行政、倫理。仕事の魅力。チームワーク。

そんなところも色々考えるところがあったけど、とにかくキャラクターが魅力的でストーリーにもやられました。

このタイミングで見れて良かった映画です。

 

もっと自分の知らない世界のこと、たくさん知りたいなー。